同居を開始するにあたり、義両親をこちらの扶養に入れるか入れないかで少し悩んだ時期がありました。
結果的に我が家は扶養に入れない方向に落ち着きましたが
扶養に【入れた場合】と【入れなかった場合】とでそれぞれメリット・デメリットがあったので、私なりに調べた情報を共有させていただきますね。
悩んだ挙句、こんなルールも作りました↓
合わせてこちらもどうぞ↓
同居するなら扶養に入れるべき?
入れなかったらどうなるの?
入れることでメリットなんてあるの?
こんな悩みのある方の参考になれば幸いです。
扶養家族として認められる条件
![](https://satoriyomeblog.com/wp-content/uploads/2022/10/siraberu.png)
扶養するメリット・デメリットを知る前に【扶養できる条件】について知っておきましょう。
![悟り嫁](https://satoriyomeblog.com/wp-content/uploads/2022/10/6677D073-5B3B-493C-9E0F-7293D8C29985.png)
対象者は年金受給者である義両親です
まだ年金を貰っていない人には当てはまらないので気を付けてください!
【所得税・住民税法上】で認められる条件
- 納税者と生計を一つにしていること
- 年間の合計所得金額が48万円以下
- 青色申告者の事業専従者としてその年を通じて1度も給与の支払いを受けていない、または白色申告者の事業専従者でないこと
①の条件は【一緒に住んでいなくても】対象になります。
例えば
- 長期入院
- 事情により住処は別にしている
という環境であれば条件に当てはまります。
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ただし、老人ホームに入っている場合は認められません
そして我が家の義両親は、健康体でありながら基本的に家でゴロゴロしているだけなので、見事にすべての条件を満たしていました。
【健康保険上】で認められる条件
- 扶養者と生計を一つにしている
- 年齢が75歳未満
- 収入額が限度額を超えていない(60歳以上130万円→180万円)
同居:年収130万円未満かつ被保険者の年収の半分未満
別居:年収130万円未満かつ被保険者の仕送り額未満
我が家の義両親は②③の条件が当てはまりませんでした。
義父は2022年時点で80歳です。
と言うことは【年収180万円未満かつ被保険者の年収の半分未満】でなければ健康保険上てきには扶養に入れないことになります。
しかし現役のときに相当頑張ったと自負する義父。
見事に年収限度額を超えてしまっているうえに、上限年齢を5歳も超えてしまっているので、どう頑張っても条件には当てはまりませんでした。
なぜ75歳以上だと話が変わってくるの?
75歳以上からは【後期高齢者医療制度】というものに自動で加入することになります。
後期高齢者医療制度とは
- 75歳以上のジジババの医療費負担費を軽くするよ~という制度
よって!
「病院行く回数は増えるかもしれないけど、医療費の負担はそれほどでもないから扶養されなくても大丈夫でしょ!」
ということだと私は理解させていただきました。
【年金暮らし義両親】扶養するメリット
![](https://satoriyomeblog.com/wp-content/uploads/2022/11/1-3.png)
扶養する側・私たち世代のメリット
所得税・住民税の控除が受けられます。
区分 | 所得税控除額 | 住民税控除額 |
---|---|---|
同居老親等 (義両親) | 58万円 | 45万円 |
同居老親等以外 | 48万円 | 38万円 |
ただし、扶養している人数や住んでいる地域によって税額の計算が違うので、それぞれの自治体に問い合わせて確認してみて下さい。
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節税にはなるけど、精神的負担は多くなりますよ・・
扶養される側・義両親のメリット
子どもから支援をしてもらえるので経済面・生活面の心配が減ることでしょう。
漠然と不安を抱えるよりも、平和で健康的な生活が送れることは間違いないはずです。
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【年金暮らし義両親】扶養するデメリット
![](https://satoriyomeblog.com/wp-content/uploads/2022/11/2.png)
扶養する側・私たちのデメリット
高額療養費の自己負担額が大きくなる可能性があります。
高額療養費制度とは
- 「ケガや病気で病院にかかった場合、医療費が高額になって困ったよ~」という人を助ける制度
この制度に関しては、扶養する側の年収と親世代の自己負担額を照らし合わせて判断する必要があります。
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簡易的に調べたい方は、全国健康保険協会ホームページの【高額療養費簡易試算】で簡単にできますよ!
ちなみに我が家の家計事情で調べたところ、次のようになっていました。
私たち世代 | 義両親 | |
上限額 | 8万100円+(医療費-26万7000円)×1% | 5万7600円 |
同居が始まって最初の1年間の医療費を入れて計算したところ、あきらかに義両親単体で払っていた方が安いと判明しました。
扶養される側・義両親のデメリット
- 途中で生活保護に切り替えようと思っても難しい
- 場合によっては国からの給付金がもらえないことがある
最後まで私たち世代の扶養に入り続けるのであれば①のデメリットは関係無い話ですが、何かあった時のことを考えると、こういうデメリットがあると言うことだけは頭に入れておきましょう。
③についてですが、過去に【臨時福祉給付金】の支給があった時に扶養に入っていたため、支給対象外になった人も居たようですよ。
親世代を扶養する場合の手続き方法
この記事を見て「うちは扶養する!」という心優しき選択をした人のために手続き方法も記載しておきます。
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あなたは鬼嫁な私wと違って神です!
所得税法上の扶養手続き方法
扶養する側が会社員なら、職場の年末調整時に記載して提出しましょう。
扶養する側が自営業なら、確定申告時に忘れずに記載しましょう。
健康保険上の扶養手続き方法
職場の総務部などで手続きをお願いしましょう。
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まとめ
私の場合、義両親が【年金受給者】で【75歳以上】ということもあり、調べる内容は少なくて済みましたがそれなりに時間はかかりました。
そして、もし仮に【扶養する】となっていたら、さらに時間はかかっていたでしょう。
恐ろしい・・・。
今回の記事が、同じような境遇の人の助けになることを切実に願っています。
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