「同居を解消したい!・・でもどうやって切り出せばいいんだろう」
「角が立たないような別居理由って?」
「同居解消を切り出したところで素直に受け入れてくれるだろうか・・」
同居を解消したい思いは強いものの、実際に伝えるとなると不安が尽きないですよね?
そんな悩みや不安を持っている人へ、我が家が実際に同居解消を切り出した流れと、やっておいて良かった事前準備についてご紹介していきます。
- なるべく穏便に同居解消を切り出したい!
- 切り出すからには絶対に成功させたい!
こんなことを思っている人は是非とも最後までご覧ください。
『同居解消』を切り出すまでの実際の流れ
7月某日、義両親と旦那兄妹が集まって同居解消への話し合いが行われました。
旦那は3兄妹。この日を迎えるまでに兄妹間で念密な作戦会議を経てこの日を迎えています。
また、私や子供たちは日常生活の中で義両親が『同居解消の話をされるかもしれない』と気が付かないように、自分たちの言動に細心の注意をはらって生活を送りました。
同居解消話を察知して、義両親がどこかに逃亡するのを防ぐためです。
こうした準備を行ったうえで、次のようなステップを踏んでいきました。
ステップ①兄妹たちを集結・事前会議を念密に行っておく
住んでいる場所がそれぞれ遠方&終業時間がバラバラ兄妹ということもあり、基本的にはLINEで作戦を練っていました。
と言ってもリアルタイムで話が進むことはほとんど無く、投げかけた疑問に対して返答が帰ってくるのは2日後・・。ということで、お互いの休みを強制的に合わせて集合。実際に面と向かって話し合い、短時間ながらも濃密な作戦会議を行いました。
長男は関東住み、旦那と妹は北海道住み。
長男・旦那は残業多め&終業時間の予測は不可能、妹は定時終業。
- 一言目は誰が発するのか
- 拒否してきた場合の対策
- 誰かがキレたときのなだめ役は?
- 義父母に対して感じていることをどこまで伝えるか
- 同居解消後の新しい住処(施設)を決める期限はいつまでか
- 家を出て行ってもらうのに、最悪いつまで待てるか
- 同居解消後の義父母のフォローは誰がどんな頻度で行うのか
この中でも【義父母に対して感じていることをどこまで伝えるか】については、『全てを吐き出したい旦那』と『引っ越しが終わるまで穏便に進めたいその他の兄妹』との間で意見が食い違っていたので、事前に考えをすり合わせておいて良かった1つでもあります。
ステップ②『話がある』という事前宣告と場所を確保する
実際に義両親に『話がある』と宣告したのは話し合い当日の朝でした。
本当は数日前にするつもりでしたが、旦那兄妹が躊躇したため当日の朝になってしまいました・・
言われる側のことを考えると、できれば数日前に伝えておくことが最善だと思いますが、人によってはあえて予定を入れてすっぽかすタイプも居ると思うので、そこは見極めましょう。
場所ですが、周りを気にせずしっかりと話せる場所としてカラオケ店を候補に挙げたものの、結局は1人暮らしをしている兄妹の部屋で話し合うことに落ち着きました。
結果、その部屋に何度か訪問したことがある義両親は重大な話をされるという緊張感はあったものの、終始和やかな雰囲気で話ができていたようです。
- ご飯屋さんの個室→何かを食べながらだと比較的平和に話が進む
- にぎやかなカフェ→人目があって声を荒げずらい場所
- カラオケ→ケチな義父に「時間が経つほどお金がかかる」というプレッシャーもかけられる
- 自宅→義両親にとっても自分のテリトリー内ということもあり、横柄な態度をとられやすい
- 車内→窮屈すぎて長時間の話し合いに向いていない
- 静かな場所→話し声の音量が気になってそれどころではなくなってしまう
ステップ③『同居解消話』は早い段階で切り出す
当日は伝える側の兄妹たち・言われる側の義両親お互いして緊張していたこともあり、同居解消話に本腰が入ったのは集まって30分以上経ってからだったようです。
気まずい話なので切り出すタイミングを見計らっていた旦那たちですが、すでに「大事な話がある」と宣告をしているので、見計らっている時間があるなら一思いにとどめを刺してあげるのも優しさではないでしょうか。
「今日は天気が良いな~」などと会話をしながら無駄な牽制をし合う双方を想像すると・・
変な汗が出るのは私だけではないはず。
ちなみに・・・重い話というものは、時間が経てば経つほど切り出しにくくなるものですよね?そんな時は【サンドイッチ話法】で切り出すと良いみたいですよ。
【前向きな言葉+残念なお知らせ+前向きな言葉】で話を進めることで、相手側が受けるダメージを軽減させたり、前向きな行動を促せる話法。
今回の話し合いでこの話法を使うなら・・
「毎日にぎやかな時間を過ごせているし、何かあった時に誰かが居る安心感があったんだけど、このままあなた達と暮らしていると精神的にどっちもダメになる。
お互いがお互いに甘えすぎていて家族が崩壊する前に同居を解消しよう!
良い意味でも悪い意味でも、子供たちにとっては良い経験になったのは間違いないから、それは感謝している。」
みたいな感じになるでしょうか?
我が家の同居解消を成功させた3つのポイント
旦那兄妹が「これをやっておいて良かった」と感じたポイントがいくつかあったのでご紹介しておきます。
成功ポイント①施設の資料請求をいくつかしておく
同居解消の話し合いをした後すぐにでも行動してもらうために、こちらで事前に施設の資料を何件も請求しておきました。
専門のサイトによると3軒以上の施設から資料請求して比べるのが良いみたいだったので、我が家では市内・近郊の施設20軒ほどから資料を送っていただき、そこから兄妹たちが数軒に絞って義父母に渡しています。
ちなみに私が利用させてもらったのが『みんなの介護』と『シニアの相談室』いうサイト。
掲載量や内容が充実しているだけではなく、老人ホームの選び方から一般的にかかる費用・よくある疑問とその回答などが記載しているので、右も左も分からない状態で探し始めた私にはありがたいサイトでした。
資料請求すると定期的に「決まりましたかぁ?」という電話がかかってきましたが、
ほっといていたら気が付けばいつの間にかかかってこなくなりましたw
成功ポイント②兄妹間で連携を取っておく
例えば、兄妹の中で義父と1番気が合わない次男の旦那がキレた場合・・
- 長男が仲裁に入る
- 妹は旦那をどこかに連れ出して頭を冷えさせる
末っ子の妹がキレた場合・・
- 旦那が妹を外に連れ出して頭を冷えさせる
- その間、長男がその場をつないでおく
(可能性は低いけど)長男がキレた場合・・
- 旦那が長男を外に連れ出して頭を冷えさせる
- その間、妹がその場をつないでおく
と言った感じで、まさかの事態に備えて役割分担を分けていたようです。
そのおかげで安心して?本音を伝えることが出来たようです。
成功ポイント③嫁は話し合いに参加しない
同居解消の発端は、わたくし悟り嫁が義父から心無い言葉を2年間も言われ続けた結果、ついに爆発したのがきっかけです。
同居をして被害に合うのはほとんどが嫁
「被害者を立ち会わせないで話し合いを進めるのはどうなのか」という声も聞こえてきそうですが、結婚して家族になったとはいえ、義両親と嫁は立派な赤の他人。
そんな立場の人間がその場に居合わせると双方(義両親・旦那兄妹)に変な気を遣わせてしまい話し合いが円滑に進まないので、私は参加を辞退させていただきました。
結果、この判断は正解でした。
同居解消を切り出す時は『覚悟』を持つことが大切!!
同居解消を円満に成功させる切り出し方
- 兄妹たちを集結・事前会議を念密に行っておく
- 『話がある』という事前宣告と場所を確保する
- 『同居解消話』は早い段階で切り出す
成功させるためのポイント
- 施設の資料請求をいくつかしておく
- 兄妹間で連携を取っておく
- 嫁は話し合いに参加しない
家族だから「なんとかなる」「はっきり言わなくても分かるだろう」と思いがちですか、その甘い考えは要注意!
家族だからこそ!厳しいことでもはっきりと伝えるようにしましょう。
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